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help RSS コンピュータ将棋ソフトが米長邦雄永世棋聖に勝利【ボンクラーズ】

<<   作成日時 : 2012/01/14 22:30   >>

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1月14日、人間とコンピュータが対決する『将棋電王戦』が行われ、コンピュータ将棋ソフトが勝利しました。
大局の様子はニコニコ動画で生放送され33万人が視聴、原宿でのパブリックビューイングも盛況。
大局相手は引退し名棋士ということで、未だ「タイトルホルダーのプロ棋士」に勝ったわけではないとはいえ、将棋ソフトがついにここまで来たかと感心しました。


人間代表となる米長邦雄永世棋聖は、2003年に現役を引退しているものの、歴代5位となる通算タイトル獲得数19期(1位は羽生善治二冠と故・大山康晴十五世名人の80期)の記録を持っている。平安時代から続くと言われる長い長い将棋の歴史の中でも、最強の一角を占める伝説的な棋士のひとりだ。


対するコンピュータ代表のボンクラーズ(ボナンザ・クラスターズ)は、富士通セミコンダクターの開発者・伊藤英紀氏の手による将棋対局ソフトで、昨年開催された『第21回世界コンピュータ将棋選手権』で優勝。世界最大のネット対局サイト『将棋倶楽部24』でのアマチュア相手の勝率は9割5分を超える。つまり、プロ以外の人間に負けることはほとんどない。


ちなみに、プロが公の場でコンピュータ将棋と対局することは、2005年から原則的に禁止されており、それ以降の公式対局の前例は2局しかない。


そもそもコンピュータ将棋の歴史を振り返ると、90年代まで、コンピュータはアマチュア相手に勝つのもやっとだった。しかし、2005年に画期的な技術が採用された将棋対局ソフト「Bonanza(ボナンザ)」が登場すると、CPUやメモリなど、ハード面の進歩もあって急速にパワーアップしたという経緯がある。


プロとの公式対局では、2007年に行われた渡辺明竜王とBonanzaの対戦は竜王の勝利に終わったが、かなりの健闘を見せるようになっていた。そして2010年、東京大学の169台ものクラスターマシンをつなげた大規模な将棋システム「あから2010」と、女流棋士のトッププロである清水市代女流二冠(当時)との対局では、コンピュータ側が勝利。


ここで将棋以外のボードゲームに目を向けてみよう。チェスの世界では、10年以上も前となる1997年に、IBMのコンピュータ「ディープ・ブルー」が当時世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフを僅差で破っている。また、チェスより単純なオセロでは、同じ1997年にコンピュータ「Logistello(ロジステロ)」が世界チャンピオンの村上健に6戦全勝という記録が残っている。


将棋と囲碁は、コンピュータがプロに勝つことが難しく、より複雑なボードゲームとして知られている。数学的に必勝法を力技で全部計算しつくすことは現実的にほぼ不可能なので、勝負はいかにコンピュータが人間の持つ思考力に近づけるのか、そして超えられるのか、という問題になる。将棋や囲碁のコンピュータソフトの開発は、人工知能研究の観点でも大きな意義があり、電王戦はその意味でも、まさに歴史的な一戦だった。

日刊スパより

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私は将棋そのものに興味はありませんが、相場をやる人間として「人間対コンピュータ」という分野には関心があるので、生放送をちょこちょこと見守っていました。

結果はコンピュータが勝利ということで、コンピュータそのものの進化と共に将棋ソフトも比例して進化したということでしょう。

人間の可能性とは底が知れないものですね。コンピュータの発展でそれを作った人間の素晴らしさを実感しました。

なぜなら、将棋の才能と努力を兼ね備えた稀有な人で無ければ優れた棋士にはなれません。
しかしながら現実は、そのどちらも持っていない人間が作ったコンピュータで、棋士に勝ってしまうのです・・・。

改めてコンピュータが戦争や金融、インフラなど現代のテクノロジーを支えるもっとも大きな物であると思いました。



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大局後にインタビューが1時間ほど行われ、米永氏が受け答えをしている様子はほぼ全部視聴しましたが、この人はかなりの人格者で、ユーモアもありコンピュータソフトとの共栄を述べていました。

しかし、発言の中で人間がコンピュータに負けたことについて「車のほうが人間が走るより速いが、だからと言って、マラソンや駅伝がつまらない、意味の無い物というわけではない」と述べていたのは寂しかったです。

どうやら米永氏も近い将来、どんな人間もコンピュータには敵わなくなると思っているようです。

そもそも将棋連盟が上の文中にあるように「コンピュータとの大局を禁止」しています。
これは「人間が負ける」ことを承知しているわけで、だからこその禁止なのです。


また、記者から「コンピュータが相手だった今回、人間が相手の時と心境は違いましたか?」
と聞かれると「違いは無い。ただ、コンピュータならではの癖があるのでそれを攻めようとは思った。」
とのことで、また「コンピュータと駆け引きをしても当然計算の速度も違うし負けてしまう」と述べました。


これはつまり、人間だと心理戦が重要になってくるところですが、コンピュータ相手にそれは無意味であるということでしょう。


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相場において一つの手法のみを繰り返して利益を挙げようとする”聖杯”を見つけようと日々勤しむ人々がいますが、私はこれは無意味な追求だと思っています。

なぜなら、個人がちょっとコンピュータで作り上げた程度のシステムでは到底相場の世界で動いているスーパーコンピュータのアルゴリズムには勝てないからです。
確率と過去の統計という点においてコンピュータに勝負を挑み、勝利しようとするのは無理な話です。
短期的な利益を挙げても、これからの未来を保障するほどの優秀なシステムは、スーパーコンピュータクラスで無いと不可能です。


また米長氏がいうような”駆け引き”=”心理戦”も意味がないというわけです。
相場には多くの参加者がいるので、実際には心理戦が全く役に立たないわけではないですが、「多くの市場参加者はここをターニングポイントと見るだろう」などの過度な読みでは素人は出しぬけても、アルゴリズムに飲まれ、結局は勝てないというわけです。



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今回、米長氏が負けたことで来年はプロ棋士が公式の場でコンピュータと戦うことが急遽決定しました。
(インタビューで米永氏は認めようとしませんでしたが、事実上そういうことです。)
人間対コンピュータを行く末は、将棋業界のみならず日本中から注目されるでしょうね。

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