『ボクトベガとアルタイル』

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help RSS 【名馬】香港キラー・エイシンプレストン【栄進賽蹄】

<<   作成日時 : 2007/12/08 16:06   >>

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明日は香港国際競争です。今年は馬インフルエンザの影響で日本馬の検疫期間が延びたことで遠征する馬は香港マイルのコンゴウリキシオーと香港カップのシャドウゲイトのみとなりました。

ところで香港で最も有名な日本馬をご存知でしょうか。・・・無敗の3冠馬・ディープインパクト?・・・獲得賞金ギネス記録・テイエムオペラオー?
その答えはエイシンプレストンです。
デビューから引退まで全てのレースを福永騎手と戦い抜いたこの馬は、
”アジア最強”、”香港キラー”と呼ばれ、その鋭い末脚で世界中に強い印象を残しました。





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1997年に生まれたエイシンプレストンは父グリーンダンサーという化石のような血統で、何しろグリーンダンサーがスーパークリークの父の父であり、80年代に輸入されていても何らおかしくない血統。
スピード競馬が浸透した現代、一言で言えば『時代遅れ』でした。


しかし、いざデビューすると新馬戦で2着、続く新馬(2回目)で初勝利を挙げると、そのままの勢いで、朝日杯3歳Sを制してG1勝ちを収めました。





旧4歳になってもアーリントンC(G3)、ニュージーランド4歳S(G2)を勝って、いざNHKマイルカップ(G1)へと順風満帆な競争生活をおくっていました。(距離適正ではなく外国産馬のため、当時はNHKマイルカップへの道しかなかった。)


しかし、本番直前に骨折が判明し休養に入ることとなりました。
最も成長が期待される時期の骨折の影響は大きく、2000年の秋に復帰するもいまひとつ本調子でないのか、はたまた成長が追いついていないのか、エイシンプレストンは凡走を続けました。





古馬になったエイシンプレストンは元々晩成の血統ということもあり、いつ復活するのかというファンからの期待もありましたが、いつの間にか最後の勝利からは1年が過ぎ、周囲からは次第に「単なる早熟馬」との声が上がるようになりました。



そんな声を吹き飛ばすように、2001年の夏からエイシンプレストンの快進撃が始まります。
米子S(OP)、北九州記念(G3)を制覇し、秋になると毎日王冠(G2)も勝利。
続くマイルチャンピオンシップではゼンノエルシドの2着。
エイシンプレストンは完全復活を遂げました。



陣営は有り余る勢いのある今、休養に入るのはもったいないということで、12月に行われる香港国際競争の香港マイル(G1)にエイシンプレストンを出走させることを決めました。


2001年の香港国際競争。この日は競馬史に残る歴史的一日になります。
まずは、香港ヴァーズに出走したステイゴールドが引退レースで常識外れの末脚を繰り出し、悲願のG1制覇を成し遂げました。


続く香港マイルではゼンノエルシドが一番人気に支持され、日本馬2連勝が懸かりました。一方、エイシンプレストンは香港に到着するとカイ食いが落ちてガリガリに痩せてしまい、競馬どころではないと単勝オッズ25倍の低評価を与えられていました。


レースはゼンノエルシドが好位につけ、エイシンプレストンは直線で最後方馬群にいましたが、直線の半ば辺りから猛追し、最後は余裕の差し切り勝ち。

2001香港マイル 動画

その鋭い末脚と日本馬の連勝にシャティン競馬場は異様な雰囲気に包まれました。








そんな中、メインレースの香港カップには、日本の総大将としてテイエムオペラオーらを抑えて秋の天皇賞を制覇したアグネスデジタルが出走。
前の2レースで日本馬がいずれも凄まじい末脚を繰り出して勝ったことと、デジタルの脚質を考慮して他馬達はデジタルの末脚を警戒していたようですが、意表を突く先行策で押し切り勝ち。見事、日本馬がG1レース3連勝という歴史的快挙を成し遂げました。



エイシンプレストンとアグネスデジタルは翌2002年の4月、再び香港のシャティン競馬場に遠征し、クイーンエリザベス2世C(G1)に揃って出走しました。



まるで、暮れの香港の再現といわんばかりにアグネスデジタルは先行、エイシンプレストンは最後方に控えて直線を迎えます。
先に先頭に抜け出すデジタルに大外一気の脚で並びかけるエイシンプレストン。最後の100mを残し日本馬のワンツーは確定し、あとはどちらがこのレースを制するかという所でしたが、エイシンプレストンがわずかに抜け出し勝利を収めました。

海外G1で日本馬のワンツーフィニッシュという快挙をまたしても成し遂げたエイシンプレストンとアグネスデジタル。エイシンプレストンの香港名『栄進賽蹄』=栄える進む宝の蹄という大変縁起の言い名前もあってか、香港の競馬ファンの間で福永祐一とエイシンプレストンを知らない者はいなくなりました。



その後、日本国内では今一歩惜しい競馬が続いたエイシンプレストン陣営は香港の馬場適性を再認識することになり目標を香港に絞ります。

翌年2003年、世間ではSARSが大流行し競走馬の移動も制限される中でも、”香港キラー”エイシンプレストンは長い検疫期間も承知で再び香港のクイーンエリザベス2世カップに出走しました。

2003 クイーンエリザベス2世カップ 動画




ここでも末脚を発揮し貫録勝ち。香港でG1を3勝を収めたエイシンプレストンは、引退レースも香港で行った。日本馬でありながら香港でも知名度、人気共にトップホースであり、国際色のある名馬になったエイシンプレストンは無事に種牡馬へとなりました。



古い血統ということもあり、日本国内ではあまり人気がないようですが海外の実績を活かし、香港やオーストラリアでのシャトル種牡馬としてこれからも国際的な馬となるのではないでしょうか。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
プレストンは、香港で走る時は、いつも見えない羽根がついていたのでしょう。
いやあ、参りました。
フセイン八木
2007/12/08 18:49
フセイン八木さんコメントありがとうございます☆

陣営にもうちょっとやる気があれば、ドバイに行ってデューティフリーも勝てたと思います。日本でやるより海外の方がいいっていうパターンもあるんだな〜と思いましたね!
コジーン
2007/12/13 18:42
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